大きく分けると北部と南部に分けられることが多いですが、北和、中和、西和、宇陀、南和などと区分されることもあります。奈良県は可住地面積が全国最下位となっており、人口の9割以上が北西部の奈良盆地(大和平野)に集中しています。
北西部は京阪神大都市圏に含まれ、大阪や京都への交通の便もよく都市近郊地域として発展している一方、世界文化遺産である古都奈良の文化財や法隆寺地域の仏教建造物など歴史的文化的遺産も多くあります。
奈良県の3分の2近くを占めている南部地域はほとんどが山地であり、吉野町の千本桜や吉野杉に代表される林業や紀の川におけるレジャーなど、この地域でも世界遺産(世界文化遺産)の紀伊山地の霊場と参詣道といった歴史的文化遺産に恵まれています。
北西部
- 奈良(なら)市(県庁所在地、中核市)
- 大和高田(やまとたかだ)市
- 大和郡山(やまとこおりやま)市
- 天理(てんり)市
- 橿原(かしはら)市
- 桜井(さくらい)市
- 五條(ごじょう)市
- 御所(ごせ)市
- 生駒(いこま)市
- 香芝(かしば)市
- 葛城(かつらぎ)市
- 宇陀(うだ)市
- 山辺(やまのべ)郡 – 山添(やまぞえ)村
- 生駒(いこま)郡 – 平群(へぐり)町、三郷(さんごう)町、斑鳩(いかるが)町、安堵(あんど)町
- 磯城(しき)郡 – 川西(かわにし)町、三宅(みやけ)町、田原本(たわらもと)町
- 宇陀(うだ)郡 – 曽爾(そに)村、御杖(みつえ)村
- 高市(たかいち)郡 – 高取(たかとり)町、明日香(あすか)村
- 北葛城(きたかつらぎ)郡 – 上牧(かんまき)町、王寺(おうじ)町、広陵(こうりょう)町、河合(かわい)町
南部(五條市を加える場合もある)
- 吉野(よしの)郡 – 吉野(よしの)町
- 大淀(おおよど)町
- 下市(しもいち)町
- 黒滝(くろたき)村
- 天川(てんかわ)村
- 野迫川(のせがわ)村
- 十津川(とつかわ)村
- 下北山(しもきたやま)村
- 上北山(かみきたやま)村
- 川上(かわかみ)村
- 東吉野(ひがしよしの)村