お米
奈良県は山に囲まれているので、恵まれた稲作環境の中でお米が生まれています。代表的なものはヒノヒカリ(コシヒカリ、黄金晴(こがねばれ)から生まれたお米です)です。県内で作られているお米の実に7割を占めています。粒がそろい、光沢があり、適度な歯ごたえと粘り、豊かで深い甘味が特長です。もちろん、お米と聞けばすぐに思い浮かぶようなコシヒカリやあきたこまちなどの銘柄米も作られています。
いちご
奈良県の赤い宝石「あすかルビー」は、すっかりお馴染みとなりましたね。スーパーマーケットでは、あすかルビーの歌が流れている事もあります。色・光沢がまるで宝石のようだという事から名付けられたこのいちごは、適度な酸っぱさと甘くてジューシーな味わいです。
奈良の柿
有名な正岡子規の俳句「柿食ば鐘がなるなり法隆寺」は誰しも一度は耳にしたことがあると思います。全国へ大量に出荷される奈良の柿は、甘みが強く大玉の柿は根強い人気を誇っています。実りの秋。奈良を味わうなら奈良の美味しい柿をどうぞ!
大和茶
茶。それは、嗜好品を越えた健康飲料です。大和茶をはじめとした日本茶の成分効果は学術的に解明され、世界的にも注目されています。
口にするだけで気持ちを落ち着かせ、日本人の心と体に潤いを与えてくれる不思議な飲み物です。大和茶は厳しい自然条件の中で育った茶葉を使用しており、これが一番茶だけでなく二煎、三煎、まで美味しく頂けます。
金魚
金魚といえば、夏の風物詩としてお祭り会場での金魚すくいを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。奈良県の郡山は、金魚の産地です。毎年恒例で「全国金魚選手権」が行われています。
大和いも
形が整って凹凸が少なく、綿密な肉と粘度も高い大和いもは、すり下ろして放置しても変色せず品質が優れています。
日本では正倉院の文書にもその名が登場するほど歴史のある野菜として知られています。
大和牛
かつて奈良が「大和」と呼ばれていた鎌倉時代の末期のこと。牛が描かれた「国牛十図」に大和牛の名前がありました。実に700年あまりの歴史を持つ大和牛は恵まれた気候風土に育まれた、良質・安心の国産黒毛和牛です。
ヤマトポーク
奈良で育てられているヤマトポークは、奈良県畜産技術センターの推奨する優秀なデュロック種を父豚にし、繁殖能力に優れたイギリス原産の白色豚・大ヨークシャー種とデンマーク原産の白色豚・ランドレース種を交雑し、強健な母豚から、生まれた子豚です。豚の出荷前は指定された統一飼料は与えられます。肉の中に上質な脂肪分が適度に含まれ、ジューシーで味わい深いのが特徴です。
大和なでしこ卵
大和なでしこ卵は、飼料に魚油を加えることで、コクとDHAを卵に移行させており、DHA含有量は250~280ミリグラムと通常卵の約2.5倍となっています。卵を生む親鶏は、14カ月齢以下と制限されています。
トマト
奈良のトマトは高品質で人気も高く、玉揃いも良く、果肉は、しまりがよく味わい深いです。冬はハウス栽培、夏は露地栽培のおいしいトマトをみなさんにお届けしています。
しいたけ
しいたけは別名「山のだし」と呼ばれています。古来よりおいしく、健康に良い食べものとして愛されてきたしいたけ。私たちの食卓でも生しいたけや乾しいたけを使った料理が良く並びます。奈良県では、薫り高く味わい豊かな椎茸栽培に取り組んでいます。国産で香り高いしいたけは、様々な料理に使えます。
なす
奈良の大地と太陽の恵みをいっぱいに浴びて、全国有数の水準を誇っています。奈良時代に中国から入ってきました。
奈良特産品のなすは「長卵形なす」。長なすと卵形なすの中間の大きさで、品質的にも優れており、さっぱりとした味とみずみずしさが特長です。
ほうれん草
奈良県の御杖村(みつえむら)では。新鮮・高品質・安全。3拍子揃ったほうれん草を送り出しています。御杖村は標高が400~500メートルの中山間地域で、冷涼な気候と清らかな水が豊富にあり、消費地に近いことから30年程前からほうれん草栽培がはじまりました。
収穫したほうれん草はすぐに予冷して鮮度を保ち、鮮度保持フィルム包装で袋詰にし、出荷されます。消費者により良いほうれん草をお届けするため地道な取り組みを重ねています。
荒神の里そば
荒神の里そばは、恵まれた気候風土・寒暖の差が生み出した一品です。桜井市三輪山の奥、笠地区で標高500メートルの高原の水を使い、無農薬、有機質肥料を利用し栽培されたそばを製粉し、無添加で打ちあげています。
秋には白く小さなそばの花が一面に広がり、周囲の山々との美しいコントラストをみせてくれます。毎年9月の第2土曜日は『そばピクニック』も催され、多くの人で賑わっています。
大和肉鶏
豊かに育った名古屋種とニューハンプシャー種、シャモとを交配した新しい高品質肉用鶏。それが大和肉鶏です。適度に油がのり、しまった質感。それはヘルシーで美味しい「かしわ」本来の味だと言われています。
あまご
大峰山系・大台山系の山深い渓谷の清流でひっそりと育つ、からだに小判状の斑点と朱点をちりばめた美しいサケ科の魚です。
奈良は特にアマゴの養殖が盛んで、11月中旬から12月にかけて卵を放流します。産卵期は10月中下旬を中心に前後1ヵ月にわたる期間です。
台杉
台杉は、日本庭園の美を形作っています。近年では、観賞用の植木として京都の北山杉をルーツにガーデニングブームの影響を受け、一般家庭での手入れもしやすいのでさらに人気が高まっています。
宇陀市を中心として奈良が一大生産地となり、関東方面をはじめ全国へ出荷されます。寒帯で雪の深い地域でも、青々とした美しい姿を保っています。
はちみつ
古くから私たちの生活に根付いていた蜂蜜ですが、奈良と蜂蜜の関係は、「日本書紀」に飛鳥時代、三輪山にミツバチを放ったという記述があります。奈良県では昔からレンゲ蜂蜜が盛んで、くせのないやわらかな甘味、透明に近い明るい色で人気があります。
県内で飼養されているミツバチは全体の約40%が採蜜用。残り約60%は花粉交配用となっています。彼らはイチゴをはじめ、柿や梅などの果実栽培にはなくてはならない存在なのです。
菊
奈良件の平群町の小菊をはじめとして、県内には菊の産地が多く、春から秋にかけて様々な美しい菊を豊富に提供することができます。菊は古今集に12首も詠まれており、古くから大和の地とゆかりの深い花です。
バラ
奈良では昭和30年代から県内各地でバラが栽培されて全国出荷されています。奈良の恵まれた環境がみずみずしいバラを育んでいます。
梅
梅は古代中国から仏教の伝来とともに日本に入ってきました。奈良時代になってから食べられるようになり、奈良は観梅(梅を鑑賞することです)でも有名です。